三川内焼について

染付と細工技法

 

◎三川内焼は、染付と言われる「絵付け」と 白磁で造形物を表現する「細工物」が特に際立ちます。

染付技術は、文様(連続文様)よりも図柄(人物画や植物の描写)が中心でした。当時の藩主は、

京都より狩野派の絵師を呼び寄せ、絵付の原画を描き その原画を元に職人達が絵付けを行っていた

とされます。「古平戸」と呼ばれる当時の三川内焼の染付にはその特徴が見てとれます。

     
   
  獅子牡丹図 水指し(古平戸)  

 

◎細工技術は、様々な生き物の造形が作られています。

人物や犬・鳥・魚・貝 又龍や獅子など  時にはユーモラスに、時には厳しく迫力のある表情など、

技術の高度さが観る人々を魅了します。

     
 
透彫り 龍巻き香炉(古平戸)