松山窯について

◎松山窯のこだわり

当平戸松山窯の絵柄としては、唐子絵、祥瑞文様、唐草文様等がありますが常に新しい試みにより

”新しい伝統”も着実に育まれており御用窯時代の伝統や技術を受け継いで 染付・白磁に拘わり

三川内焼を制作しております。

当窯では、特に染付技術を中心に作業を行っています。三川内焼の染付技術は、細い筆先で繊細に

線描き濃(ダミ)と呼ばれる技法でぼかしをほどこし、図柄に奥行きをあたえ白磁の中に絵を描きます。

当窯の技術は、先人陶工たちにより今に受け継がれていますが、習得するには何年もの年月がかかり

熟練した技術が必要です。

この受け継がれた技術を守り、さらに発展させていくことが当窯の拘わりであると思います。

     
濃み(ダミ)技法による染付     染付 終了  
         
     
図柄・文様別に使われる陶画筆     窯の温度は約1300℃「アゲテミ」と呼ばれるテストピースで呉須の発色を確かめる。